赤ちゃんの日焼け止めはいつから塗るべき?日焼け止めの選び方や紫外線対策についても解説

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更新日: 2024年06月04日
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この記事でわかること

赤ちゃんと一緒にお出かけするときに、日差しや紫外線が気になってしまうのではないでしょうか。「赤ちゃんにいつから日焼け止めを塗れば良いの?」「赤ちゃん向けの紫外線対策を知りたい」といった疑問を持つ方も多いようです。そこで当記事では、赤ちゃんの日焼け止めをいつから塗るべきなのかといったタイミングや、適切な日焼け止めの選び方など、赤ちゃんの紫外線対策について解説していきます。

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【目次】

赤ちゃんに日焼け止めを使うのはいつから?

赤ちゃんに日焼け止めを使うのは生後3~4か月目頃から

赤ちゃんに日焼け止めを塗るのは、生後3~4か月頃からがおすすめです。赤ちゃんのお出かけは1か月検診頃からが目安となりますので、それまで日焼け止めは必要ありません。

日本小児皮膚科学会でも、赤ちゃんの日焼け止めについて以下のように発表しています。
“ サンスクリーンは、小さい赤ちゃんから使うことができます。ベビー用や子ども用として販売されているものを購入してください。 ”

※出典:日本小児皮膚科学会

また、アメリカ小児学会(American Academy of Pediatrics)では、生後6か月以降から日焼け止めを使用することが推奨されています。ただし、紫外線量などが日本とは異なるため参考にしましょう。

※出典:American Academy of Pediatrics

生後3か月未満の赤ちゃんに日焼け止めを塗らないほうがよい理由

生後3か月未満の赤ちゃんは、肌が成熟しておらず日焼け止めの使用が負担になってしまう可能性があります。また、生後3か月頃までは、汗腺の機能がきちんと発達していません。皮脂の分泌量も多くなっているため、日焼け止めで肌に蓋をしてしまうのは良くないと考えられています。

生後3か月になるまで日焼け止めは使わず、紫外線が少ない時間に出かけたり、紫外線を遮蔽できる帽子や長袖を着用したりして、日焼けしないように対策しましょう。
また、紫外線量が多くなる午前10時から午後2時ころまでの長時間の外出は避けるようにしましょう。

赤ちゃん用の日焼け止めを選ぶ3つのポイント

赤ちゃん用の日焼け止めを選ぶ3つのポイントを紹介します。

1. 紫外線散乱剤を使っているものを選ぶ

紫外線から肌を守る日焼け止めの成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。赤ちゃんに使う日焼け止めは、紫外線散乱剤を使っているものを選びましょう。

  • 紫外線吸収剤(ケミカル):紫外線を熱などのエネルギーに変換して肌を守る成分
  • 紫外線散乱剤(ノンケミカル):物理的に紫外線を反射させたり散乱させたりする成分

紫外線吸収剤は塗っても肌が白くなりにくいのですが、人によってはまれにアレルギー反応を起こすことがあります。

一方で紫外線散乱剤は白くなりやすいもののアレルギー反応を起こすことはほとんどありません。そのため、赤ちゃんを含めて肌が敏感な方には紫外線散乱剤のほうが使いやすいと言われているのです。

赤ちゃん用や子ども用の日焼け止めは、多くが紫外線散乱剤のみを配合したものとなっており、「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤フリー」などの記載があります。

2. 紫外線をしっかりカットするものを選ぶ

赤ちゃんの肌を紫外線から守れるよう、紫外線をしっかりと遮断する日焼け止めを選びましょう。その際に参考になるのが、紫外線カット率やSPF・PAの値です。ただし、値はあくまでUV防御効果の持続時間であり、防御効果の高さではないので注意が必要です。

日焼け止めは製品によってSPF・PA値が異なります。SPFとは日焼けを引き起こす紫外線(UV-B)に対する防御効果の持続時間の指標であり、PAは皮膚が黒くなる紫外線(UV-A)に対する防御効果の持続時間の指標です。

お散歩や買い物といった日常生活では、SPF10〜20・PA+〜++の日焼け止めで十分効果を発揮します。肌への負担が少ないこともメリットです。
海や山といった紫外線の多い場所にお出かけする場合は、SPF20〜50・PA++〜+++の日焼け止めもよいでしょう。
SPF・PAの値があまり高いものを使用すると赤ちゃんの肌に負担をかけてしまうおそれがあるため、場面に応じて使い分けましょう。

また、紫外線をしっかりと遮断できる日焼け止めでも、SPF・PAの記載がないものもあります。その場合は、製品説明などを確認して、紫外線から肌をきちんと守れる製品を選びましょう。

【日焼け止めを使用する場面】 【SPF・PA】
日常生活(お散歩や買い物) SPF10〜20、PA+〜++
海や山といった紫外線の多い場所 SPF20〜50、PA++〜+++

赤ちゃん用の日焼け止めの中にはYチタンを配合した製品もあります。Yチタンを配合した赤ちゃん日焼け止めは、日常的な使用であれば日陰に時々入ることで日焼け止め機能が回復するとされています。

3. 肌に刺激を与える成分が入っていないものを選ぶ

赤ちゃんの肌は刺激を受けやすいため、成分表を確認して低刺激な製品を選ぶようにしましょう。たとえば、一般的な日焼け止めに含まれることがあるアルコール(化粧品の成分一覧にはエタノールと記載)は、肌を乾燥させる作用があり、乾燥しやすい赤ちゃんのデリケートな肌にはおすすめできません。無香料・無着色など、赤ちゃんの敏感肌に配慮された製品がおすすめです。

赤ちゃんの日焼け止めを効果的に使う3つのコツ

赤ちゃんの日焼け止めを効果的に使うコツをご紹介します。

1. 初めて使用する日焼け止めは試し塗りを行う

初めて使用する日焼け止めは、使用前に試し塗りを行いましょう。試し塗りは、正確なテスト結果を得やすくするため、赤ちゃんが触りにくいところに塗りましょう。赤ちゃん二の腕や背中に少量の日焼け止めを塗って試してみるのがおすすめです。

日焼け止めを塗った後は、最低でも24時間は様子を見ましょう。かぶれや腫れなどの問題がなければ、顔や体に使用していきましょう。もしも肌に赤みが見られるなら、製品の使用を控えましょう。

2. まんべんなく塗る

日焼け止めを塗るときには塗り残しが無いように、肌を露出する箇所にまんべんなく塗ることが大切です。適量を手に取って、数カ所に分けて塗っていきます。すり込まずに、全体に薄く乗せるように塗りのばすのがコツです。

鼻・頬・肩・手・足の甲は日焼けしやすいので、丁寧に塗りましょう。また髪の毛の生え際や、うなじも塗り残しが多くなりがちなので、忘れずに塗りましょう。

3. 日焼け止めが落ちたと感じたら塗り直す

日焼け止めの効果を持続させるためにも、2~3時間おきに塗り直しましょう。汗をかいたり、タオルで拭いたりした後にも、都度塗り直してあげましょう。また、赤ちゃんが手や指を舐めたときにも日焼け止めが落ちていないか確認しましょう。

赤ちゃん用の日焼け止めの中にはYチタンを配合した製品もあります。Yチタンを配合した赤ちゃん日焼け止めは、日常的な使用であれば日陰に時々入ることで日焼け止め機能が回復するとされています。そのため、一日のうちで何度も塗り重ねるのが手間な方は、Yチタンを配合した赤ちゃん日焼け止めを選ぶとよいでしょう。

日焼け止めの落とし方のポイント

日焼け止めを使ったら、きちんと洗い落とすことも大切です。赤ちゃん用の日焼け止めは、入浴時に普通の石けんやボディーソープで洗い流せるものがほとんどです。購入するときに落とし方についての商品説明を確認しましょう。
また、クレンジングを使うと赤ちゃんの肌に刺激となるため、石けんなどで落とせる日焼け止めを選ぶのもポイントです。
日焼け止めを落とした後は、保湿することも忘れないでください。

日焼け止め以外に取り組める赤ちゃんの紫外線対策とは?

日焼け止めは、赤ちゃんの肌への紫外線対策に効果的です。加えて、以下の対策も合わせて行うことで、赤ちゃんの肌を紫外線からさらに守ることができます。

紫外線の強い午前10時から午後2時は外出を避ける

紫外線は午前10時から午後2時までが最も強くなるため、その時間帯の外出は避けるとよいでしょう。その時間帯に外出する場合は、20分以上の日差しを浴びると肌へのダメージが大きくなると言われるため、長時間の外出を避けることをおすすめします。
日差しが直接当たらないように、木陰や建物の日陰に隠れることも効果的です。日陰では紫外線を約50%カットできるといわれています。
また曇りの日でも、晴れの日の約80%の紫外線が出ていることから、日焼け対策を怠らないようにしましょう。

UVカット素材の帽子や羽織りなどの服装を選ぶ

紫外線遮蔽率が高いUVカット素材の服装を選ぶことで、紫外線による肌への刺激を少なくできます。帽子・長袖の上着・アームカバー・レッグカバーなどは、紫外線が肌に当たるのを防ぐのに効果的です。ただし暑い時期に着用していると赤ちゃんも暑さを感じやすくなるため、室内に入った時にすぐに着脱できるタイプのものをおすすめします。

服装以外にも、ベビーカー用の日除けカバーや日傘も紫外線対策となります。車内にも日差しがあたるため、UVカットフィルムやカーテンも用意できるとよいでしょう。

赤ちゃんは適度に日光を浴びることも大切

紫外線対策に取り組むことは重要ですが、適度に日光を浴びることも大切です。
ビタミンDは、カルシウムを腸から吸収し、骨格を健康に維持するために役立ちますが、日光(紫外線)が皮膚に当たることで、ビタミンDは体内で生成されると言われています。近年では日焼けを避ける傾向があるため、お母さんの母乳に含まれるビタミンDが不足してしまうことも。ビタミンDが極端に不足すると、骨や歯が弱くなると考えられています。そのため、こまめに日陰で休憩や水分補給しながら、適度に外出して日光浴を行うようにしましょう。

生後3~4か月目頃の赤ちゃんから日焼け止めを適切に使いましょう

赤ちゃんに日焼け止めを塗るのは生後3~4か月頃から、紫外線をしっかりカットでき、安全性が高く、低刺激な製品を選ぶことが大切です。
初めて使う日焼け止めは試し塗りを行い、まんべんなく塗り、こまめに塗り直すのがコツ。日焼け止め以外にも、紫外線の強い時間帯の外出を避け、UVカット素材の服装を選ぶなどの対策も効果的です。
一方で、ビタミンD合成のために適度な日光浴も大切です。赤ちゃんの肌に合った日焼け止めを選び、上手に活用しながら、楽しくお出かけしましょう。

※出典元

記事はここまで

ミキハウスUVカットミルクのラインナップ

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