1985年公開の劇場用アニメ「銀河鉄道の夜」で話題となった、ますむらひろし氏の描く美しいコミックスで宮沢賢治の名作が楽しめる大人にもおすすめの作品です。
「やまなし」
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」という不思議なことばで広く知られる短編。
サワガニの兄弟の目線で語られる川底の風景と、とつぜん飛び込んでくる外の世界との接触。そこには、容赦ない生死があり、そして豊かな恵みがある。
兄弟のあどけない会話とともに、不思議な印象を残す、賢治童話の代表作にして、傑作!
「ひかりの素足(すあし)」
一郎と楢夫の兄弟が吹雪の中で遭難する。二人は懸命に脱しようとするがうまくいかない。そのうちあたりは地獄の様相をおびはじめ、いよいよ追いつめられたところへ大きな青い瞳の人がすべるように現れた。ひかりの素足をもつその人の言葉は、まるで宇宙全体を包み込む言葉のようであった・・・。
【プロフィール】
作画●ますむらひろし
1952年、山形県生まれ。12歳のときからビートルズにのめりこみ、20歳で宮沢賢治に強い影響を受ける。
1973年に「少年ジャンプ」への応募作「霧にむせぶ夜」で手塚賞を受賞。
その後、漫画雑誌「ガロ」編集部を経て、1977年から著者の代表作となる「アタゴオル物語」の連載が「マンガ少年」誌上で始まる。
「アタゴオル玉手箱」シリーズで1997年度の日本漫画家協会賞を受賞。
1983年から宮沢賢治の漫画化にとりくみはじめ、その業績により2001年に宮沢賢治学会イーハトーブ賞を受賞。
1985年には、ますむらひろし:画、杉井ギザブロー:監督、細野晴臣:音楽の映画「銀河鉄道の夜」が公開され、話題となった。
2012年にも同じく映画「グスコーブドリの伝記」のキャラクター原案を担当。
【発行日】2015年7月21日
- 商品番号
- 17-1385-788(ISBN978-4-89588-815-8)
- 作
- 宮沢賢治(みやざわ けんじ)
- 作画
- ますむらひろし
- ページ数
- 194p
- サイズ
- B5版(18.5×25.7cm)
- カバー
- ハードカバー
- 対象年齢
- 子どもから大人まで
- 生産国
- 日本
閲覧履歴
ミキハウス公式Instagram
@mikihouse.official
@mikihouse.official
- 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。
- スペースキーを押してから矢印キーを押して選択します。