1985年公開の劇場用アニメ「銀河鉄道の夜」で話題となった、ますむらひろし氏の描く美しいコミックスで宮沢賢治の名作が楽しめる大人にもおすすめの作品です。
「オツベルと象」
ふらりとやってきた白象を、いいようにこきつかうオツベル。
ところがある日、その報いが怒涛のようにおしよせた!
神の使いのようでもある白象と、人間の強欲さがからみあう、ドラマチックな賢治の代表作のひとつ!
「虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)」
知的障害を持つ主人公:虔十が、もくもくと植えた700本の杉の木の林。
そこはやがて子どもの遊び場となり、時がたち町が変貌した後も、変わらずずっとそこにあり続けた。
無垢な魂が残した林は、後々の人々にまで、深いやすらぎと本当の賢さを教えていく。
【プロフィール】
作画●ますむらひろし
1952年、山形県生まれ。12歳のときからビートルズにのめりこみ、20歳で宮沢賢治に強い影響を受ける。
1973年に「少年ジャンプ」への応募作「霧にむせぶ夜」で手塚賞を受賞。
その後、漫画雑誌「ガロ」編集部を経て、1977年から著者の代表作となる「アタゴオル物語」の連載が「マンガ少年」誌上で始まる。
「アタゴオル玉手箱」シリーズで1997年度の日本漫画家協会賞を受賞。
1983年から宮沢賢治の漫画化にとりくみはじめ、その業績により2001年に宮沢賢治学会イーハトーブ賞を受賞。
1985年には、ますむらひろし:画、杉井ギザブロー:監督、細野晴臣:音楽の映画「銀河鉄道の夜」が公開され、話題となった。
2012年にも同じく映画「グスコーブドリの伝記」のキャラクター原案を担当。
【発行日】2015年7月21日
- 商品番号
- 17-1384-785(ISBN978-4-89588-814-1)
- 作
- 宮沢賢治(みやざわ けんじ)
- 作画
- ますむらひろし
- ページ数
- 154p
- サイズ
- B5版(18.5×25.7cm)
- カバー
- ハードカバー
- 対象年齢
- 子どもから大人まで
- 生産国
- 日本
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