生まれるまでママのお腹で羊水に守られていた赤ちゃんは、裸で生まれたとたんに外気に触れ、乾燥や紫外線など実は赤ちゃんにとって、とても厳しい環境におかれることになります。 そんな赤ちゃんの肌にとって、スキンケアで保湿をしてあげることが大切です。 肌トラブルが起きにくくなることはもちろん、毎日のスキンケアタイムは、赤ちゃんとのコミュニケーションやスキンシップを深める、とてもよい時間になります。 スキンケアがどうして必要なのかご紹介します。
ポイント1:どうして保湿が必要なの?
ぷるぷるしてやわらかく見える赤ちゃんの肌は、実はとてもデリケートだからです。
肌がとても薄い
赤ちゃんの肌は、大人の約2分の1の厚さしかありません。とても薄くデリケートなのです。
皮脂と水分が実は少ない
赤ちゃんの肌の表面(角質層)は、皮脂の分泌量や水分量が大人と比べてずっと少ないため(※)、頬やひじ、ひざなどが特に乾燥しがちです。
※生後3か月くらいまでは皮脂分泌が盛んですが、その後低下します。
バリア機能がまだ整っていない
生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、まだバリア機能が整っていません。
そのため、いろいろな刺激や空気中のホコリや有害物質、紫外線などの影響を受けやすいのです。しかも、角質の細胞が大人より小さく薄いため、肌の水分が失われやすく、実は乾燥しがちなのです。
ポイント2:どんなお手入れをしてあげたらいいの?
毎日の沐浴やお風呂で、赤ちゃんの肌をやさしく洗浄し、お風呂からあがったら保湿をしっかりとします。保湿をすることで、赤ちゃんの肌の水分が失われることを防ぎ、同時に外からの刺激から守ってくれるバリア機能が整うことになります。
また、スキンケアを毎日続けることのよい点は、赤ちゃんの肌の状態を、ママやパパの目と手で確認できるということ。
赤ちゃんのちょっとした体調の変化を肌の状態で確認することができますね。
ポイント3:どんなスキンケアアイテムを選んだらいいの?
赤ちゃんのために、できるだけ刺激の少ない原料でつくられ、余分な成分が含まれないスキンケアアイテムを選んであげましょう。
赤ちゃんの肌を整え、うるおいを補給し、保護するという役割を果たしてくれるものがいいですね。
またスキンケアアイテムを、赤ちゃんの肌に使う前に、ママやパパの肌で試してみることをおすすめします。香りや使い心地などを確かめてみましょう。気持ちの良い使用感のものを選ぶことをおすすめします。