日焼け止めで肌が乾燥する原因は?乾燥を防ぐ日焼け止めの選び方や塗り方のポイントも解説
この記事でわかること
- 日焼け止めで肌が乾燥する原因は、紫外線吸収剤による刺激が考えられます。
- 日焼け止めによる乾燥が気になる方には、ノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。
- 肌の乾燥を防ぐために、日焼け止めを塗る前にはしっかりと保湿ケアをしましょう。
日焼け止めを使用すると、肌が乾燥しやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。日焼け止めは紫外線から肌を守るための必需品である一方で、成分や使い方によっては肌のうるおいが奪われ、乾燥を引き起こす場合もあります。
この記事では、日焼け止めによる肌の乾燥原因を解説し、乾燥を防ぐための日焼け止めの選び方や塗り方のポイントについてご紹介します。乾燥対策と紫外線ケアを両立させ、健やかな肌を保つためのヒントにしてください。
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日焼け止めによる乾燥の原因は?
日焼け止めを使用すると、肌が乾燥したように感じることがありますが、その原因にはいくつかの要素が考えられます。それぞれの要因を確認してみましょう。
紫外線吸収剤による刺激
日焼け止めに使用されている紫外線吸収剤は、肌に紫外線が当たると化学反応を起こして熱エネルギーに変換することで、紫外線を吸収して肌へのダメージを防いでくれます。ですが、紫外線吸収剤はその特性上、刺激が強く、肌にピリピリとした刺激を感じたり、肌が乾燥しやすくなる場合があります。
紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルの日焼け止めについて詳しくはこちら保湿成分が配合されていない
日焼け止めには製品ごとに異なる成分が含まれており、保湿成分が配合されていないものも多く見られます。乾燥肌の方が保湿成分を含まない日焼け止めを使うと、さらに肌の乾燥を感じやすくなる可能性があります。
肌の潤い不足
もともと肌が乾燥している状態では、日焼け止めを使うことでさらに乾燥が気になる場合があります。とくに、乾燥肌や敏感肌の方、また保湿ケアを十分にしていない場合、日焼け止めの成分により、さらに乾燥を感じやすくなる傾向があります。
日焼け止めによる乾燥を避けるには?
日焼け止めによる乾燥を防ぐには、製品選びや日々のケアが重要です。日焼け止めによる乾燥を防ぐための方法について、詳しく解説していきます。
ノンケミカルの日焼け止めを使用する
紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルの日焼け止めは、紫外線を反射・散乱させることで紫外線を防御するため、肌に刺激を与えにくいとされています。
そのため、乾燥しやすい肌や敏感肌の方にも適しており、肌への負担を抑えたい場合に多く選ばれています。乾燥が気になる方は、ノンケミカルタイプの日焼け止めを選ぶことで、紫外線からの保護と保湿のバランスがとりやすくなるでしょう。
保湿ケアをする
日焼け止めによる乾燥を防ぐには、肌の水分をしっかり保持する保湿ケアが欠かせません。日焼け止めを塗る前に化粧水や乳液で肌を整えると、日焼け止めがなじみやすく、刺激も軽減されます。
また、日焼け止めを洗い落とすときも肌のうるおいが失われやすいため、洗顔後の保湿も重要です。乾燥を防ぐには、日々のスキンケアを丁寧に行いましょう。
石けんで落とせる日焼け止めを選ぶ
クレンジングを必要とする日焼け止めは、皮脂と一緒に肌のうるおいも奪い、乾燥を引き起こしやすくなります。さらに、クレンジングの際の摩擦や、落とし残しによる肌トラブルの原因にもなる場合があるため、石けんで落とせる日焼け止めを選ぶとよいでしょう。
肌の乾燥を防ぐ日焼け止めの選び方
日焼け止めによる乾燥を防ぐためには、肌に優しい成分や使用感などから選ぶようにしましょう。肌の乾燥を防ぐ日焼け止めの選び方を、以下にまとめました。
保湿成分が配合されている
肌の乾燥を防ぐには、日焼け止めに保湿成分が含まれたものを選ぶようにしましょう。日焼け止めに含まれることの多い保湿成分には、以下のようなものがあります。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セラミド …など
肌の乾燥が気になる方は、成分表示を確認して、ご自身の肌に合った日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
落としやすさで選ぶ
クレンジングが必要な日焼け止めは、肌の皮脂やうるおいまで洗い流してしまい、結果として乾燥を招きやすくなります。そのため、できるだけ、石けんや洗顔料のみで落とせる日焼け止めを選ぶようにしましょう。
石けんで落とせるタイプの日焼け止めなら、洗浄力が強いクレンジング剤を使う必要がなく、肌への摩擦も減らせます。
紫外線からの防御効果が高いものを選ぶ
一般的に、日焼け止めはSPF・PA値が高いほど紫外線を防ぐ時間が長くなりますが、一方で肌への負担が増えるといわれています。肌の乾燥を防ぎたい方は、日常使いの日焼け止めのにSPF15~20、PA+程度の値の製品を選ぶとよいでしょう。
また、一部のノンケミカル日焼け止めにはSPF・PA値の記載がないものもあります。その場合は製品説明などを確認し、紫外線から肌をきちんと守れる製品を選びましょう。SPF・PA値の表示のないものでも、日陰に一定時間入るたびにUV防御効果が回復する日焼け止めもあります。製品説明などを確認して製品を選びましょう。
添加物などの表示を確認する
日焼け止めを選ぶ際には、成分表示にも注目し、肌に刺激を与えやすい成分が含まれていないかを確認しましょう。日焼け止めには、さっぱりとした使用感や防腐効果を持たせるため、アルコール(エタノール・エチルアルコール)が配合されている製品もあります。しかし、アルコールは蒸発する際に肌から水分を奪うため、乾燥を引き起こしやすい成分です。そのため、肌の乾燥が気になる場合は、アルコールフリーの製品を選ぶのが安心です。
また、香料や着色料といった添加物も刺激になりやすいため、無香料・無着色の製品を選ぶと、日焼け止めによる乾燥リスクを抑えやすくなります。
使用感やテクスチャーで選ぶ
肌の乾燥を防ぐには、自分に合った使用感の日焼け止めを選ぶことが重要です。日焼け止めには、ミルクやクリーム、ローションなど複数のタイプがあり、テクスチャーや保湿力が異なります。とくに乾燥肌の方には、保湿成分が含まれているものやしっとりとした質感が感じられる日焼け止めがよいでしょう。
- 乳液(ミルク)タイプ :保湿力があり、肌に軽く伸びが良い
- クリームタイプ:肌への密着度が高く、保湿力が高い
- スプレータイプ:手軽に塗れて、均一に塗布しやすい
- ジェルタイプ:さらっとした使用感で、肌に馴染みやすい
- シートタイプ:持ち運びが便利で、手を汚さずに使える
- スティックタイプ:持ち運びが便利で、手を汚さずに使える
肌の乾燥を避ける日焼け止めの塗り方
肌の乾燥を防ぎながら日焼け止めの効果を発揮するために、塗り方のポイントをおさえておきましょう。
日焼け止めを塗る前に保湿ケアをする
日焼け止めを塗る前にしっかりと保湿ケアを行い、乾燥を防ぐようにしましょう。化粧水や乳液、クリームを使い、とくに乾燥しやすい部分には重ね塗りを心がけると、肌のうるおいを保ちやすくなります。保湿ケアを行うことで日焼け止めが肌によりなじみやすくなり、乾燥によるダメージの軽減が期待できます。
外出15分前に日焼け止めを塗る
日焼け止めが肌になじむまでには、少し時間がかかります。外出直前ではなく、15分ほど前に日焼け止めを塗るようにしましょう。また、日焼け止めを一度にたくさん塗ると、塗りムラの原因になります。日焼け止めを塗るときは、少量を数回に分けて塗りましょう。
顔への日焼け止めの塗り方
日焼け止めを顔に塗る際は、パール1個分の量を額、鼻、両頬、あごに分けて点置きし、そこからまんべんなく伸ばしていきます。一度塗りで終わらせず、さらに数回重ね塗りをしましょう。
日焼け止めの塗り方についてこちら2〜3時間ごとに塗り直す
日焼け止めは汗や皮脂で落ちてしまうため、外出中は2〜3時間ごとに塗り直しましょう。とくに、汗をかいたり、タオルで拭いたりした後は、日焼け止めが落ちてしまっている可能性があります。こまめに塗り直しましょう。
ですが、こまめに塗り直すのが面倒な方も多いと思います。そのように感じる方は、日陰に一定時間入るたびにUV防御効果が回復する日焼け止めを選ぶと、手間を省けるでしょう。
日焼け止め以外のUVケアも取り入れる
日焼け止めだけでなく日傘や帽子、UVカット素材の服なども活用しましょう。紫外線による肌への刺激を少なくできるため、乾燥も避けられます。
ノンケミカルの日焼け止めで肌の乾燥を防ぎながらUVケアを
肌の乾燥を防ぎながらUVケアをするには、肌に優しいノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。紫外線吸収剤を使わずに紫外線を反射・散乱するノンケミカルタイプの日焼け止めは、肌への刺激が少ないとされています。
また、保湿成分が豊富な日焼け止めを選ぶことで、肌に必要なうるおいを保ちながら、しっかりと紫外線を防ぐことができます。日々のケアに取り入れ、肌の乾燥を防ぎつつ安心してUVケアを行いましょう。
記事はここまで
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